第三回

昼酒も歓迎! 河原町の隠れ家バー。

泡盛子のクラフトビール放浪記

河原町通から六角通を西へ入った1筋目の角。細い階段を上がった先にあるのは、真っ白い空間がシャレオツなバー空間。15時から営業しているので、昼間はたっぷりと射し込む自然光のもとでビールが味わえます。

オーナーは木屋町のバーで長く務めていた大野政彦さん(好角家)。前店からのお客さんも多く、ここで初めてクラフトビールに出合ったという人も少なくないそうです。樽生ビールは6~8種類。基本的に、自ら足を運んで造り手の人柄にも触れたブリュワリーのものだけを扱うというのが人情味あって素敵。「クラフトビールには特に造り手の人柄が出ますね。栃木の『うしとらブルワリー』さんは"真面目にふざける"というのがコンセプトで、毎週違うビールを造るんです。自分たちも楽しみつつ、しっかり美味しいものを造っている姿勢がすごく好きで」とニコニコ。

泡盛子のクラフトビール放浪記
泡盛子のクラフトビール放浪記

「クラフトビールはゆっくり時間をかけて飲むものだから、しっかり冷やしておくと温度が上がる過程で3段階くらいの違う味が楽しめますよ。だからうちではあえて低めの温度で提供しています」。なるほど、それを意識して飲むと一歩深く魅力に触れることができそう! この日飲ませてもらった「うしとらおかげさまセッション」は、始めはシュワリッとライトな爽快感、のちにホップのほろ苦さや微かな甘味が余韻で追いかけてきて、飲み終わる頃にはもう一度それを繰り返したくなる感じでした。

泡盛子のクラフトビール放浪記

大野さん渾身の「シャイニング麻婆豆腐」900円や、国産豚を使った「社長の生ハム」 600円~など、ビールを進ませるアテも充実。ぜひとも明るいうちから飲んだくれてみてください。

店舗情報
店舗情報
  • PUB Karr
  • 〒604-8245
  • 京都市中京区河原町通六角西入ル
  • 松ヶ枝町456 安楽ビル2F
  • 075-212-4567
  • 15:00~1:00
  • 定休日は木曜
店主からひとこと

店主からひとこと

クラフトビールは「ウェ―イ」言いながら楽しく飲んだらいい。あまりごちゃごちゃ考えんと、まず飲んでみて~。

泡盛子のクラフトビール放浪記

☆泡からひとこと☆

「熱燗は『温度を思いっきり上げてから、下がりいく過程を楽しむ』と知っていたのですが、クラフトビールはその逆なんですね。面白い!そして、個性的な味のビールとパンチのあるアテの相性の良さったら。すごいっす」

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