第二回

全国のクラフトビールを日々ひと樽ずつ紹介。

泡盛子のクラフトビール放浪記

オフィス街と住宅地が混在するエリアにひっそりとたたずむ築100年以上の町家を利用したバー。中が見えない重厚な扉に最初はちょっと緊張しますが、思い切って開けてみましょう。迎えてくれるのは、穏やかな笑顔が素敵な主・羽田高秀さん。家業を継いで現役のご住職としても活躍している本物の"坊主"でいらっしゃいます。作務衣がしっくりきているのも道理。

まずは気になる「なぜお坊さんがバーを?」との質問には、「話せば長いのですが、最初はお寺をボーダーレスな場にしたいと考えて、そこからいろんなご縁があって5年前にこの町家でバーを始めたんです」。扱うのは、国産のクラフトビールと日本ワイン、そして各国のウイスキー。クラフトビール専門店ではありませんが、「地ビール祭京都」の立ち上げからの思いもあり、瓶で常時10種以上、樽生は1種類に絞って順繰りに全国のさまざまなビールを提供。潔くていいですね~。「専門店ではない分、多様なお客様がみえるので、思いがけずクラフトビールと出合ってくださる方も多いんですよ」。ここでは1種類だけど、あの店に行けばこんな種類があって、あそこにはユニークな店主がいて……と、周りの店を紹介することも多いのだそう。

泡盛子のクラフトビール放浪記
泡盛子のクラフトビール放浪記

1種類だけのビールとの邂逅は人との出逢いに似ている気がします。好みに巡り合えたらラッキー。この日いただいたのは、羽田さんと共に店を守るソムリエの若杜知美さんが大好きだという「南信州駒ヶ岳エール」。エール系で香りがよく、甘さと苦みのバランスが絶妙。なにより飲み口の爽快感が印象的でした。

泡盛子のクラフトビール放浪記

クラフトビールはディープな存在感があるものというイメージが一新されました。次はどんな味との出逢いがあるのか、ますます楽しみになりました。

店舗情報
店舗情報
  • 京都坊主BAR
  • 〒604-8237
  • 京都市中京区油小路錦上ル山田町526
  • 075-252-3160
  • 18:00~24:00 23:30LO
  • 定休日は日曜(祝日の場合は不定休)
店主からひとこと

店主からひとこと

クラフトビールが、あなたの世界を広げます!
造り手の方たちからのご縁を繋いでいきます。

泡盛子のクラフトビール放浪記

☆泡からひとこと☆

「クラフトビールは”一種入魂”というスタイルが素敵だと思いました。造り手さんや、ビールが造られる環境についてのお話を聞きながら呑むと味わい格別ですね。ほんの一角だけを知るだけでもグッと近いものに感じます」

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